やる気を失った子へのアプローチ

現在中間テストが終わり、
テストが返ってきています。

特に1年生は初めてのテストだったので、
テストの結果によって、
一気にやる気が無くなってしまっている子が出ます。

何も手を打たないと、
中学に入った新鮮な気持ちもなくなり、
勉強への期待も失い、
一気に転げ落ちていきます。


そういった生徒への指導法として、
過去に読んだ本が役に立っています。


心理学者である、ピアーズ・スティー
という人が書いた
「人はなぜ先延ばしをしてしまうのか」
という本を参考に指導しています。

勉強がおっくうになったところから、
いかにやる気を出していくかということです。

ピアーズさんが言うには、

人が先延ばしをせずに、
やる気を持って物事にのぞむのはどういう時かというと



1ご褒美が得られる確実性が高い
2ご褒美が大きい
3ご褒美を得るまでにかかる時間が短い

だそうです。



1ご褒美が得られる確実性が高い

自信家はやる気が出やすいそうです。
なぜなら、

ご褒美が得られる確実性が高いと思っているからです。

しかし、
テストで悪い点を取ってしまっている生徒は自信を失っています。

ですので、
自信を回復してあげる必要があります。

そのためには、
目標を小さく分けてあげ達成感を味あわせてあげる必要があります。



2ご褒美が大きい

行動させるには、
行動を起こすことの価値を大きくする必要があります。

勉強で言うと、
勉強ができるとどんな良いことがあるというのをしっかり意識させるということです。

これなかなか難しいです。

とりあえず簡単にやる方法としては、
何か達成した後にちょっとしたご褒美を用意しておくなどが挙げられています。

別にものではなくとも、
しっかりほめてあげることが重要です。


3ご褒美を得るまでにかかる時間が短い

小学校と違い、
長い期間勉強し
テスト範囲が広いというスタイルになります。
先が見えないので努力が続きません。

ですので、
範囲を短く区切ってあげやるということが重要になります。

例えば歴史であれば、
江戸時代を一気にテストするのではなく、
江戸を細かく区切ってあげる。

それができたら褒めていく
というようなアプローチが必要になります。

まとめると、
成績不振で困っている子ほど、
ゴールを短く設定し、
その都度しっかり褒めていく。

ほとんどの子が、
しっかりこのプロセスを踏んでやれば、
自信も取り戻し、
徐々にやる気が出てきます。

是非試してみてください。


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