やる気を出す方法
約20年ほど予備校で主に中学生を中心に教えています。
ものすごい数の成功例、失敗例を見ていますので、受験生、または受験生の保護者さんの役に立てればと思い、
実際に伸びている生徒は何が違うのかをざっくり書きます。
1. 目標を持とう!
これは言われすぎていて当たり前感がありますが、目標がないと動けません。目標=ぶら下げたニンジンです。
教え子に爬虫類が大好きなA君という生徒がいます。将来爬虫類に関係した仕事に就きたい。そのために自分でそれに関係する大学を探してきました。なかなか入るのに大変な大学の為、誰に言われるでもなく中1から休みの日は図書館で8時間勉強しています。
将来こうなりたいという目標がある子は例外なく頑張れています。
ただどうでしょう?「将来の目標などない」という人がほとんどではないでしょうか?
大丈夫です。
大きな目標でなくても「あの高校(大学)行けたらかっこいいな。」ぐらいでいいです。
達成できたら嬉しい。という気持ちを膨らませて頑張りましょう。
ダメな子に多いのが「勉強しないと○○になっちゃう。」「勉強しないと怒られる。」のようなモチベーションです。
このような目標だと、サボりたいという欲望に勝てません。
サボりたい欲望よりも大きな欲望がないと頑張れません。
まずは、達成したらワクワクするような目標を持ちましょう。
やる気がなくなったら、達成している自分をイメージしニヤニヤしましょう。
2. リベンジでアドレナリンを出せ!
「今にみてろよ!」という気持ちで勉強して成果を出している子は多いです。
人に負けないという気持ちの時にやる気の素であるアドレナリンが出るそうです。
教え子のAさんは、中2までは目立って出来る子ではなかったのですが、ある時いきなり頑張りだし、偏差値を20上げて地域のトップ校に合格しました。
「なぜ一気に頑張るようになったのか?」と彼女に聞くと、「テスト結果を友達の一人に馬鹿にされた。絶対その子よりはいい高校に行こうと頑張った。」という答えが返ってきました。
見返してやろうという気持ちはメチャメチャおおきなモチベーションになります。
今の自分に満足出来ていない子ほど頑張れます。
勉強ほど頑張ればすぐに結果が出るものはありません。
頑張って、周りを驚かせてやりましょう。
3. いきなり思いっきりやれ!
やると決めたら明日からでいいので別人のように一気に頑張ってみましょう。
新学期や、部活が終わってから今まで全然やらなかった子がいきなり10時間も勉強する子に変わります。
なぜこんなに変われるのでしょうか?
「いや、自分はそんなに一気に勉強時間を増やしてやるのは無理だ。」という気持ちも分かります。
しかし少しずつやろうとする方が、挫折しやすいのです。一気に思いっきり時間を増やす方が楽なのです。なぜなら・・
頑張っている自分に酔えるからです。そこそこ頑張るのでは自分に酔えません。
周りの目が変わるからです。すごいと思われたり、褒められたりします。そこそこでは周りの目は変わりません。
そういったことを味わうと頑張っていない自分にはもう戻れません。
やると決めたら一気に思いっきりやりましょう。