効率よく勉強できない子の共通点

本日生徒の自主勉強を見ておりました。

学年で5位以内に入る、A子さん。

理科の問題集を解いておりました。

聞くと繰り返し現在3回目。

テストまでには最低5回は繰り返すと言っていました。

成果が出そうな勉強をしています。


いっぽう、成績不振に苦しんでいるB子さん。

英検に向けて勉強しておりました。

分からなかった単語を、
繰り返し繰り返し書いておりました。

しかし、
書いている単語の日本語の意味を聞くと、

「意味は分からない・・・」
とその子は答えました。


英語検定は、
単語を書かされるということもなく、
彼女がなぜその問題ができていなかったのかというと、

単語の日本語の意味がわからなかった。

彼女は英単語の意味を覚える必要がある。

しかし
彼女は、意味がわからないまま
英単語をひたすら書き続けている。


なぜだ??
なぜこんな無意味な勉強をするのだ??


Aさんの例は少し極端ですが、
効果の出ない勉強をしている子は
割と多いもの

それらの子たちに共通するものは??


結構長い時間考えました。


そして気付いたのが、

ゴールが見えていない。


ということじゃないでしょうか?


B子さんはとりあえずその場勉強するということが目的になってしまっています。

それをやることによってどうなりたいかというゴールが見えてないんです。


私はある出来事を思い出しました。

塾講師という仕事柄、
子供たちに話をしてやる気を出させる話ができなければなりません。

ただ、これが非常に難しい。

話すことによって人にやる気を出させるというのは非常に難しい。

話し方の本などを読み漁りました。

そこに書いてあった、テクニックを実行したのですが、
なかなかよくなりません。

生徒たちは、
私の話を聞いても生徒はやる気になりません。

悩んでいたところ。
塾長が私にこうアドバイスしてくれました。

そして、
たった一言のアドバイスで私の喋りが全く変わりました。

塾長は今は教えていませんが、
元々カリスマ塾講師として、
ゼロから五十校舎近くまで塾を発展させた、
本当のカリスマ。

ではその塾長がからなんとアドバイスがもらったのかというと、

「生徒にやる気を出させると言う結果だけを考えて話せ」
ということでした。


話の抑揚などのテクニックに気がいってしまい、
最終的なやる気にさせるというゴールを見失っていたということに気づきました。

ゴールを頭の中で明確にした結果、
私の話の内容は全く違うものになっていました。

生徒の反応も全く違いました。


成績が伸びない、Bさんの勉強も同じです。

その場その場では、
しっかり単語を書こう、
何回も繰り返そうと。
頑張って勉強しているつもりなのでしょうが、
どうしたいのか、というゴールが頭にないため、
効果的な勉強になっていません。


やってみてもらいたいことは、
なにか物事を行う際に、
ゴールを強く意識して行って欲しいということです。


最終的にどうなりたいかというのを、
強く意識して勉強してみてください。

きっと結果が変わるでしょう。


にほんブログ村 英語ブログへ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村