英語が苦手な子の勉強法
約20年英語を教えてきているが、
長くやっていると、それなりに正しい教え方が分かってくる。
本日は英語が苦手な人に向けて。
英語が苦手だと感じる人は読んでみてください。
英語の教師として一番困るのは中3の2学期からいきなり頑張りだす子。
英語という科目は3年の夏休みから頑張ってもどうにもならない科目No1。
受験科目の中で一番英語に時間をかけたにもかかわらず、
最後は諦め、その他の科目で勝負、という生徒を腐るほど見てきた。
何人もの生徒を見放してきた。
英語の教員にもかかわらず、
最終的には理社を頑張れと言ってきた(泣き)
しかし、ある方法を試してから英語が苦手な子も短期間で成果を出すようになった。
その方法とは・・・
そもそも、
英語ができない子っていうのはなぜできないかというと、
すぐ固まってしまうから。
「それじゃー、大問3やってみよう」→分からないから固まる。
「わからないことあったらすぐ質問しろ」→何がわからないかわからないから固まる。
「〇ページから〇ページまで家でやってくるように」→分からないからやらない・・・
激怒→固まる。
これではできるようにならない。
「どうしたらいいんだ??」
ある時、気づいたことがあった。
私の2歳の息子。
いつ何時も私に話しかけてくる。
とんでもなくおしゃべり。
仕事で疲れて静かにしていたいときもあったが、
常に話しかけてくる。
そして話すのが驚くべきスピードで話す事が上達している。
そうだ、そういう事かもしれない。
どこかで読んだことがある。
言語を学ぶにはとにかく量だ!
と思った。
そこで、
英語が苦手な生徒の問題のレベルを3段階ぐらい下げた。
3年生の受験生だが、
1年生レベルの長文を読ませた。
そうすると彼らは固まらなかった。
どんどん読めるのが楽しいのか、
固まらず、自主的にどんどん読んだ。
難易度は思いっきり下げたが、
やる量が10倍になった。
そして夏休み1年生の長文からスタートした彼らが、
冬休みには入試の過去問が読めるようになった。
今までの生徒にはなかったように伸びた!
それからは夏休みあとからでも十分間に合わせられるようになった。
(まとめ)
言語はとにかく量をやることが必要。
量をやるために大幅にレベルを下げる。