万年補欠の選手がレギュラーになった話(勉強とは関係ありません)

正しい努力が必要。
闇雲な努力は成果がでません、しない方がいいです。
やってもやっても成果が出ないので、逆にやるのが嫌になってしまいます。
また、成果は出なかったけどとりあえず努力はしたのだからと、変な諦めがついてしまいます。

勉強とは全く関係ない話ですが、塾に野球部のA君という生徒がいました。彼は高校3年生。野球が大好きで高校も野球が強い高校を選んでいました。
ただ、実績の方はイマイチでセカンドを守っていましたが三軍でした。

公式戦には1回も出たことがなくバッティングをしても非力の為、ほとんど外野にボールが飛びません。
彼はうまくなるために色々な努力をしました。
誰よりも朝早く学校に行き、筋力トレーニングをしました。

守備を鍛えるために自宅の裏に簡単なネットを作り、父親と毎日練習しました。

家に帰ってからも素振りを欠かさずしました。

しかし、彼のプレーには大きな変化は見られず三軍のままでした。

これでは駄目だと考えた彼は、2年生の冬、自分には一体何が足りないのかと深く考えました。

野球がうまい、チームメートと比べて、自分は何が欠けているのか考え抜きました。

ある日、学校でスポーツテストがありました。
様々な種目や体力を測定するものでした。
その結果が出た後、A君は仲の良い野球部のレギュラーの友達と自分の結果を見比べ驚きの発見をしました。
体力はほとんど変わっていませんでしたが、柔軟性が全く違っていました。
立位体前屈、伏臥上体そらしの数値がレギュラーの友達と比べ大きく劣っていたそうです

彼は自分には柔軟性が足りないのではと思いました。
それから彼は、練習時間の多くを柔軟に費やしました。毎日最低でも2時間を行ったそうです。

そうすると、どうでしょう、彼のプレーがまったく変わってきたそうです
今までより強いボールが投げれる。守備の安定感が増し、打ってもボールが遠くに飛ぶようになったそうです。

そして、見事、夏の大会ではレギュラーとして活躍できたそうです。
やはり運動には柔軟性が大切、野球のプレーというのは筋力というよりも可動域、これが非常に重要であったということです。

一流選手はもれなく柔軟性が高いです。その他多くのリサーチも、これを証明しています。

現在彼は野球を引退し、受験勉強をしています。

そんな彼が気をつけていることは闇雲に勉強をしないこと、模擬試験の結果をよく見て、自分に何が足りないのか、どんな勉強をすれば自分が伸びるのかということだそうです。