暗記の仕方➁
塾講師を約20年やっています。
長くやっていると、どうすればやる気になったり、
成績が上がるのかが、少なからず分かってきます。
それをシェアさせていただき、
これを読んだ方の
助けに少しでもなればと思っています。
「暗記が嫌でしょうがない。」
「暗記が出来ないがら、出来る様にならない。」
「暗記をすると、頭がいたくなる。」
という悩みをよく聞きます。
定期テスト、及び入試ははっきり言って暗記です。
暗記が出来ないという理由で伸び悩んでる人は多いのではないでしょうか。
では、どのようにして行けばしっかり暗記ができるのかを説明していきたいと思います。
暗記ができない人の共通点とは
反復していない。
これにつきます。
そんなの当たり前だと思われるでしょう。
しかし分かっていてもなかなか出来ない。
それを無理なくやるにはどうしたらいいのか?
過去に成功したやり方を書きます。
方法➀
覚えるべき内容を、目のつくところに置いておく。
暗記は基本ダルい
反復が必要と言ったって、
同じものを繰り返し見るのはマジでダルい
ですので、
強制的に目にする状況を作らねば自然にやりません。
私などは 塾講師という仕事をしているのですが、
一番苦労しているのは生徒の名前を覚えるということです。
1シーズンに約500人以上の生徒の名前を覚えなければいけません。
特に学期が始まった4月は大変です 。
そして名前を覚えるということは最重要な仕事であるにも関わらず、急な用事に追われ後回しになります。
そこで、リビングに必ず生徒の名簿を置くようにしました。
朝起きたら必ず1回目を通すことを習慣としました。
そうすれば 約一週間ぐらいすればだいぶ頭に入ってきます。
このように、
よく目の触れるところに置いておけば、
反復が習慣となり、
暗記が苦手な子でも覚えらえます。
トイレに置いておく。
車に置いておく。(自分が運転しない場合)
など工夫してみて下さい。
方法➁(効果があった単語暗記法)
暗記がダルい理由のもう一つは、
成果が見えにくい。
ある生徒からこういう相談を受けました。
「 毎日ちょっとずつやるのはいいが、
正直できるようになっている気がしない。
やる気が起きない。」
そこで進めた方法が、
2つの箱を用意し 、1つの箱に単語をかいた暗記カードを入れておく。もう1つは空にしておく。
カードは表面に英語、そして裏面に単語の意味が書いたものです。
英単語の意味を覚える場合、
英語の部分を読み、答えを言ってみます。
答えが合っていれば、
もう一つの箱に移します。
間違った場合、前の箱に戻してください 。
これだけです。
これをやる際のポイントは、
5枚合格したら暗記終了という様に決めておいて下さい。
合格すれば終わりという事で、
ダラダラやりません。
出来たものは他の箱に入れるため、
箱の中のカードが増えていくことによって、
成果が目に見えます。
覚えられないものは、
何回も繰り返すことになります。
何人かの生徒に試し、
大きく成果の出たものです。
暗記がなかなかできない人は
ぜひ試してみてください。