やる気を出す方法➁

塾講師を約20年やっています。

長くやっていると、どうすればやる気になったり、
成績が上がるのかが、少なからず分かってきます。

これを読んだ方の
少しでも助けになればと思い書いています。




本日は昨年1番成績が上がった生徒の話。

その子は中3の男の子でしたが、

成績は下の下。

5科目で言うと、国語が2で後は全部1(5段階評価)・・・行ける高校なし。

野球部のエースで超やんちゃ。

「そんな成績で授業中は何をしているんだ。」と聞くと。

「少し離れた席の奴に消しカスを投げている」ww

そんな彼がある時突然勉強し出し、校内順位を200位上げ、中堅レベルの高校に進学!

いったい彼に何が??



なぜそんなにやる気になったのだ?

理由をさぐるため何回も面談した。


多分これが理由かなと思ったのは。


「たったそれだけ??」と言いたくなるが、

1回まぐれで出来た。


ある日数学の小テストが1回そこそこ出来たらしい。


自分的に超うれしかったらしい。
それに周りが驚き。
先生もほめてくれた。
親もほめた。

それでもう一回頑張った。


そうしたら
また出来てうれしかった。

その繰り返しで成績がどんどん上がっていった。


確かに彼はまれな例かもしれない
それだけのことでやる気にはなれないかもしれない。

ただ成功体験は重要。


脳科学者の茂木健一郎さんの本に、
人間は成功すると、脳内麻薬が出る。
一回それを味わうと、
薬物中毒のように、次から次へと成功を求める。
と書いてあった。




(まとめ)
成功体験をつむと頑張れる。
ただそんなにすぐに大きな成功はできない。

自分に厳しくなりすぎると、
やる気がなくなってくる

だから、自分の小さな成功をほめよう。


教える立場のある人はタイミングよくほめよう。


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英語が苦手な子の勉強法

約20年英語を教えてきているが、
長くやっていると、それなりに正しい教え方が分かってくる。


本日は英語が苦手な人に向けて。
英語が苦手だと感じる人は読んでみてください。


英語の教師として一番困るのは中3の2学期からいきなり頑張りだす子。

英語という科目は3年の夏休みから頑張ってもどうにもならない科目No1。


受験科目の中で一番英語に時間をかけたにもかかわらず、
最後は諦め、その他の科目で勝負、という生徒を腐るほど見てきた。

何人もの生徒を見放してきた。

英語の教員にもかかわらず、
最終的には理社を頑張れと言ってきた(泣き)

しかし、ある方法を試してから英語が苦手な子も短期間で成果を出すようになった。


その方法とは・・・


そもそも、
英語ができない子っていうのはなぜできないかというと、

すぐ固まってしまうから。 

「それじゃー、大問3やってみよう」→分からないから固まる。

「わからないことあったらすぐ質問しろ」→何がわからないかわからないから固まる。

「〇ページから〇ページまで家でやってくるように」→分からないからやらない・・・

激怒→固まる。

これではできるようにならない。


「どうしたらいいんだ??」



ある時、気づいたことがあった。

私の2歳の息子。
いつ何時も私に話しかけてくる。
とんでもなくおしゃべり。
仕事で疲れて静かにしていたいときもあったが、
常に話しかけてくる。
そして話すのが驚くべきスピードで話す事が上達している。

そうだ、そういう事かもしれない。
どこかで読んだことがある。

言語を学ぶにはとにかく量だ!
と思った。


そこで、


英語が苦手な生徒の問題のレベルを3段階ぐらい下げた。

3年生の受験生だが、
1年生レベルの長文を読ませた。


そうすると彼らは固まらなかった。
どんどん読めるのが楽しいのか、
固まらず、自主的にどんどん読んだ。

難易度は思いっきり下げたが、
やる量が10倍になった。

そして夏休み1年生の長文からスタートした彼らが、
冬休みには入試の過去問が読めるようになった。


今までの生徒にはなかったように伸びた!

それからは夏休みあとからでも十分間に合わせられるようになった。


(まとめ)
言語はとにかく量をやることが必要。
量をやるために大幅にレベルを下げる。

レベルを思いっきり下げ、いつもの10倍の量をやる。

是非1回試してみてください


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テストで点数をとる方法

塾講師を20年やっている。
「こうすればもっと伸びたのになー」という過去の後悔は数知れず、
逆に一気に成績が上がった子もいる。

ブログを書くことによって自分の考えをまとめようと書いている。

本日は、直球だが、

テストで点数をとる方法

について書いてみたいと思う。

塾講師をしていると生徒がテストで点数がとれないのが一番つらい。

最近はようやく見ている生徒がほぼしっかり点数を採れるようになったが、
以前は相当苦労した。

授業後も残して12時近くまで補講をし、

大量の宿題を出し、
やってこなければ激怒。

それなのに返ってきたテストはさんざん・・・・
という子もたくさんいた

しかし、
あることを変えたせいで一気に点数がとれるようになった。


それは、

基本と実戦問題の比率


そこまで特別な方法ではないが、
これに気づき、指導した結果
点数が大幅に伸びた


それに気付くきっかけになったのは、
ある時高校を卒業した元塾生たちが、
私の勤務する校舎に遊びに来て、
車の免許の話をしていた。


あいつも、あいつも免許をとったという話をしていたが、


そもそもテスト全然だめだったやつが、
学科よくうかったなとww


あいつなんか英単語1つも覚えられず、
英語10点だったのにww


勉強よりも、免許をとる方が必死で頑張るから。


確かにそうかもしれない、

ただ私が注目したのは、
教習所での
テストに向かうまでのプロセス。

教習所では、こういう感じでテストされるよー
みたいな模擬テストが6パターンぐらいあって、
それをとにかく必死で覚えるらしい。

学科の授業もあり、
なにやら車の仕組みについて講義されていたが、
ほとんど理解できなかったらしいww


しかし模擬問題を必死に覚え、
ほぼ満点をとったと。


そう考えると、普段わたしがやっていた指導(英語)は

基本文法は完ぺきに使いこなせるようにし、
出題される単語、熟語を完ぺきに覚えさせ、

「これで点数がとれるはずだー」と思っていた。


とれるわけがなかった・・・・


例えばバスケットでいうと、
筋トレをし、ドリブル、シュートの練習をさせるが
試合していない状態
できるはずなし


それからは、テストへの取り組み方をガラッと変えた

理解はとりあえず5割くらいでよし、
あとは、
とにかく本番のテストに近いものをやらせまくった


具体的には5パターンぐらいの過去問を、
暗記するぐらいやりこませた。


その結果・・・

ほとんどの生徒が8割とれるようになった!


前回のテストから50点アップなんて子もいた!!


まとめると、
これからテストに向けて頑張ろうという人は、
基本と実戦問題の比率を意識することが非常に大切

目安としては、
1が理解、基本だとしたら、
5じっせん問題ぐらいでいいと思う。

何事もゴールを意識することが大切
本番に近い形のものをやりこむことが必要。


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効率のいい勉強法①

長時間勉強しても成果が出ない子がいれば、そんなに時間をかけていないのに成果を出す子がいます。

よく言われるのは「正しい勉強法」。ではどういった勉強法が正しいのか。過去の生徒に試し、伸びた方法を書いてみたいと思います。

以下の方法を実践してもらえれば、半分の時間で2倍の成果がでます。

1 ノートをまとめるのは意味がない。それより何回も読もう!

時間をかけて、ポイントをまとめても結局頭に入っていない事が多いです。それでは時間だけかかり成果がでません。

過去に教えていた校舎で、ポイントをまとめるという勉強を禁止しました。

なぜなら、まとめるだけで満足し結局覚えないからです。

時間をかける割に成果がでないので、自分は勉強しても出来ないとなります。

結局まとめてから、それを身に着ける作業が重要。ただまとめるのにエネルギーを使い、覚えるまでいきません。

そこで、まとめる作業をカットし、代わりに何回も読ませました。まとめる時間があれば、極端に言えば50回は読めます。

その結果、クラスの平均点が大きく伸びました。中には今までより短い勉強時間で点数が2倍になる子までいました。

短時間で勉強を終わらせ、成果を出したければ、まとめる暇があれば何回も読みましょう

2  1インプットしたら、5アウトプットしよう!

理解したつもりでも、テストでは出来ないことがあるのではないでしょうか?

よく身についていない、と言われますが、その原因はアウトプットが足りないことにあります。

ある時、成績が急激に伸びた生徒がいました。なぜ成績が伸びたのかと彼の親に聞いたところ、「今まで家で親が彼に勉強を教えていたのだけども、あまり効果が出なかった。そこで、子供が親に教えるという勉強方法に変えた。」という答えが返ってきました。

学校で彼が学んだものを家で親に教えてみるという勉強法でした。


1覚えたらそれを5アウトプットしてみてください。友達に教えてみるのが1番ですが、もしいなければ友達に教えるふりでもいいのでやってみてください。

また、自分が教える姿を、YouTuberのように動画で撮って楽しんでいる子もいました。配信はしていませんでいたが、「遊び感覚で勉強出来て身につく」と言っていました。

理解したものは、どんな形でもいいので積極的にアウトプットしてみましょう。

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暗記の仕方➀

20年ほど塾講師をしています、気付いたことを書きます。

暗記については、いろいろありますが、まずは王道を書きます。

昨年、学習障害を持った生徒を教えました。

学習障害の子にはよくあることだと思うのですが、暗記が非常に苦手でした。特に彼は英単語が全く覚えられませんでした。

たった5個の単語を覚えるのに、1時間かかりました。そして時が経つときれいに忘れていました。そのような状況なので英語の点数は100点満点で10~20点でした。

しかし、彼は努力を続け、最終的には何とか平均点を超えることができました。

彼がどのように単語を覚えていったのかというのが、暗記が苦手な子のヒントになると思い、いくつかポイントを伝えさせていただければと思います。

1  10分でいいので毎日やる。

これは暗記の鉄則です、覚えられないという子に限って毎日やっていないのでは?

どれくらい記憶できるかというのは、それに触れた数に比例します。

しかし毎日やるのは大変と思う人もいるのではないでしょうか?

暗記に使う時間は10分でいいです。たった10分ならできるのではないでしょうか?

1回に長い時間をかけて覚えるより、さらっとでいいので毎日やった方がいいです。

テスト前、気合を入れて覚えた単語は覚えないのに、毎日会う学校の友達の名前は意識しなくともかなりの数覚えてしまうのではないでしょうか。


単語が覚えらえないA君も、毎日10分間英語のテストを行ないました。毎日10分であれば暗記が大嫌いなAくんもなんとか取り組むことができました。

2 スパイラルで繰り返す

今日Aという内容を暗記したら次の日もAという内容にしてください。

多くの子が次の日違った内容を勉強します。1回だけやった内容は頭に入りません。

勉強が得意な先生がやりがちなのは、次から次へと新しい内容を教えていきます。記憶の得意な先生は自分はこの方法で出来たからです。

しかしこのやり方ではほとんどの子が定着しません。そして勉強が嫌になります。

ですので、とにかく同じ内容を毎日繰り返していきましょう。

そしてAという内容が覚えられたら、次にBに行くのですが、Aはそのままやるようにし、AとBをやります。

Cに入ったら。ABCの内容を反復して下さい。

英語が苦手だったA君は反復することにより当然ながら書けるようになってきました。そして今まで書けるという経験が少なかったA君は、成果がでるのがうれしかったのか、どんどん単語の勉強をするようになりました。そして英語の点数が10~20点から平均点がとれるようになりました。

正しい勉強法でやってくれば、自ずからできるようになってきます。

逆に、無理なやり方をして、結果が出ない自分はダメだと思い込み、やる気がなくなっている子は多いので注意して下さい。

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やる気が出ない時の勉強法

20年近く、主に中学生を教えています。その中で気づいたことを書きます。

勉強をしていると、「どうもやる気がでないなー」という時があると思います。その時に試して欲しいこと。

1きちんとやろうとしすぎない

何事も質を高めよう、高めようとすると固まってしまうことがあります。

真面目な子に多いのですが、完璧を追い求めるあまり、勉強をするのが嫌になってしまうことがあります。

ですので、まずは「雑でもいい」という気持ちでやってみてください。

英作文が苦手な、A君という生徒がいました。彼は英作文になると固まってしまい。全然勉強が進みません。

そんなA君に「適当でいいから、間違えまくっていいからとにかくドンドン書いてみようと指示しました。」10題解くのに30分かかっていたものを、5分でやってみるように言いました。

するとどうでしょう、多少の間違えはありましたが、どんどん書けました。「間違えまくってもいい。」という事からストレスから解放され勉強できたのでしょう。

雑でもいいので、やってるうちにやる気が出てきます。

やる気が出ないときは、質にこだわらずやってみましょう。


2 得意科目をやろう

やる気が出ないときは、得意科目をやった方がいいと思います。

人間誰でも調子のいい時もあれば、悪い時もあります、調子の悪い時に苦手科目をやると全くすすみません。

全く進まない自分にさらに嫌になり、もう今日はやめようとなります。ですので、まずは得意科目でやる気を出しましょう。

毎日欠かさず勉強をしているというB君に「やる気が出ないときはないの?」と聞くと「まずは必ず得意な計算問題からやる、そうすると勉強の調子が出て、集中できる。」という答えが返ってきました。

やる気が出ない時には得意な科目で、まずは勢いをつけてみましょう。


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やる気を出す方法

約20年ほど予備校で主に中学生を中心に教えています。
ものすごい数の成功例、失敗例を見ていますので、受験生、または受験生の保護者さんの役に立てればと思い、
実際に伸びている生徒は何が違うのかをざっくり書きます。

1. 目標を持とう!

これは言われすぎていて当たり前感がありますが、目標がないと動けません。目標=ぶら下げたニンジンです。

教え子に爬虫類が大好きなA君という生徒がいます。将来爬虫類に関係した仕事に就きたい。そのために自分でそれに関係する大学を探してきました。なかなか入るのに大変な大学の為、誰に言われるでもなく中1から休みの日は図書館で8時間勉強しています。

将来こうなりたいという目標がある子は例外なく頑張れています。

ただどうでしょう?「将来の目標などない」という人がほとんどではないでしょうか?

大丈夫です。

大きな目標でなくても「あの高校(大学)行けたらかっこいいな。」ぐらいでいいです。

達成できたら嬉しい。という気持ちを膨らませて頑張りましょう。

ダメな子に多いのが「勉強しないと○○になっちゃう。」「勉強しないと怒られる。」のようなモチベーションです。

このような目標だと、サボりたいという欲望に勝てません。

サボりたい欲望よりも大きな欲望がないと頑張れません。

まずは、達成したらワクワクするような目標を持ちましょう。

やる気がなくなったら、達成している自分をイメージしニヤニヤしましょう。

2. リベンジでアドレナリンを出せ!

「今にみてろよ!」という気持ちで勉強して成果を出している子は多いです。

人に負けないという気持ちの時にやる気の素であるアドレナリンが出るそうです。

教え子のAさんは、中2までは目立って出来る子ではなかったのですが、ある時いきなり頑張りだし、偏差値を20上げて地域のトップ校に合格しました。

「なぜ一気に頑張るようになったのか?」と彼女に聞くと、「テスト結果を友達の一人に馬鹿にされた。絶対その子よりはいい高校に行こうと頑張った。」という答えが返ってきました。

見返してやろうという気持ちはメチャメチャおおきなモチベーションになります。

今の自分に満足出来ていない子ほど頑張れます。

勉強ほど頑張ればすぐに結果が出るものはありません。

頑張って、周りを驚かせてやりましょう。

3. いきなり思いっきりやれ!

やると決めたら明日からでいいので別人のように一気に頑張ってみましょう。

新学期や、部活が終わってから今まで全然やらなかった子がいきなり10時間も勉強する子に変わります。

なぜこんなに変われるのでしょうか?

「いや、自分はそんなに一気に勉強時間を増やしてやるのは無理だ。」という気持ちも分かります。

しかし少しずつやろうとする方が、挫折しやすいのです。一気に思いっきり時間を増やす方が楽なのです。なぜなら・・

頑張っている自分に酔えるからです。そこそこ頑張るのでは自分に酔えません。

周りの目が変わるからです。すごいと思われたり、褒められたりします。そこそこでは周りの目は変わりません。

そういったことを味わうと頑張っていない自分にはもう戻れません。

やると決めたら一気に思いっきりやりましょう。


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