無理なく英語の達人になる方法

フランスにシュヴァルの理想宮というのがあります。
これはフランスに住むシュヴァルという郵便局員が配達の際にコツコツと石を運び、それがなんと32年後にお城になったという話。

勉強もコツコツやるのが王道です。

過去に英語が苦手なA君という生徒がいました。
彼は単語を覚えるのが特に苦手で苦労した。毎回の5問の単語テストにどうしても合格することが出来ない。単語を覚えることが苦手な生徒の典型でした。英語のテストも常に30〜50点ほど、英語は一番嫌いな科目でした。

しかし、どうしても英語を克服したいと、彼が取った方法は一日一単語だけ覚えるという作戦でした。
さらに覚えることを習慣とするため、毎日一単語づつ腕に書いて生活するというものでした。これであれば、ヒマなときに少し見るだけで努力なく覚えられていきます。

すぐには効果が現れませんでしたが、何ヶ月かすると効果が現れてきました。着実に語彙が増え、英語の点数もみるみる上がってきました。
苦手だった英語が一番の得意科目になり、最終的には難関大学の英語学科に入りました。

彼とは彼が塾を卒業してから会っていませんでしたが、先日5年ぶりに彼に会いました。
聞くと外資系の会社に努め、海外の方との仕事も多いとのこと。
久しぶりに昔の話に花が咲き、「昔単語を覚えるの苦労して、手に書いてたよなー」という話になりました。
話しの途中で彼はおもむろに腕をまくりました。
なんとそこには単語が1つ書いてありました。なんと彼はまだその習慣を続けていました。
英語が苦手だったはずの彼が今では、多分当時の生徒の誰よりも得意でしょう。
コツコツやる事の大切さを感じられた体験です。

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